編集後記 2020年5月

KAO (a.k.a. Sleepless Kao)

 編集後記で何を書こうか、、とKazuhoに問いかけると「この状況下、コロナの話しかないですよね〜」とLine電話の向こうから返事が返ってくる。

 一人の部屋でモチベーションを上げるためにYouTubeで『メンタリストDaigo』のレクチャーを流す…

 人と接することができないこの時期オキシトン不足になりやすい状況です、と「オキシトシン」について話しているので、ちょっと調べてみる。

 オキシトシンは「愛情ホルモン」「癒しホルモン」「思いやりホルモン」とも言われて私たちが幸せな気分になるというような効果をもたらしくれます。

・脳・心が癒され、ストレスが緩和する

・不安や恐怖心が減少する

・他者への信頼の気持ちが増す

・社交的となり人と関わりたいという好奇心が強まる

・親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる

・学習意欲と記憶力向上

・心臓の機能を上げる

・感染症予防につながる

感染症予防にもつながる! まさにコロナにうってつけじゃあないですか!

 オキシトシンは、家族や夫婦、他者とのスキンシップや信頼関係に関わってくるのでパートナーがいる人は見つめ合ったりマッサージしたりイチャイチャしておくんなせい(やけっぱち)

 じゃあシングルはどうしたらいいんだ?

・スキンシップ(同性でもOK)

・家族団らん

・友達と食事をする

・友達とカラオケにいく

・おしゃべり

・プレゼントを贈る

・人に料理を作る

   う〜む、今の状況下どれも難しいな〜。

 人に会うことが難しいこの時期は出会いもないよね?とテレビ電話で友達に問いかけると、友人曰く逆にオンラインデートは今まで以上に盛んであるらしい。実際には会えないから女性としては安心だという。

そうかそうか、バーチャルに物事を行うこともできるよね。今まさにzoomやLine電話で仕事しながらおしゃべりをしているわけだし、テレビ電話で飲み会、カラオケなんてのもある。

 またちょっとしたタイミングで、見知らぬ他人に道を譲ったり、ドアを開けてあげたり、「ありがとうございます」「ごちそうさまです」というような言葉を使うように心がけるだけでも、オキシトシンの分泌に繋がるのだそうです。

 最近、メンタル落ちて余裕がなかったのでこういう時こそ人に親切に、ですね〜。ということで、皆さんもカラダメンテナンス心がけて頑張りましょう。

Kazuho Yamamoto

 新型コロナウイルス の影響で自宅待機令が出て以来2ヶ月が経とうとしています。自宅での勤務、物理的距離・今まで以上の衛生管理下の職場での勤務、自宅から学校への「登校」、ビデオ電話を利用したソーシャル、一時解雇との直面等、「新しい普段の生活」が始まりました。世界中の研究者がワクチン、治療法の開発に奮闘し、私たちに届くまでには12〜18ヶ月がかかると想定されています。こんな状況下、不安やストレスを感じる方も多いと思います。手洗い・除菌といった衛生環境の維持はもちろん重要ですが、心身の健康の維持も忘れてはなりません。

 カナダ政府のCOVID-19のウェブサイト(canada.ca/covid-19)にはメンタルヘルス・薬物使用者向けのサポー

 トリンクが開設されています。クリックするとWellness Together Canadaのウェブサイトに移動します。ウェブサイト

 では無償で大きく4つのサービスが提供されています。1. 健康セルフチェックと記録 2.自分のペースで学べるコース・アプリ・その他の情報提供 3.グループによるコーチング・仲間同士によるサポート 4. テキスト・電話によるカウンセリング

 また、メンタルヘルスの危機に直面している方は以下にテキストすることによってサポートを受けられます。(状況が深刻で医療サポートを要する場合は911に連絡してください。)

ユース:686868にWELLNESSとテキストを送信

大人・フロントラインの仕事に従事している方:741741にWELLNESSとテキストを送信

 BC州のウェブサイトにもバーチャルでメンタルヘルスのサポートが受けられる情報が掲載されています。こちらにはヘルスケア従事者、ユース、学生や教育者、両親、シニア、ドメスティック・バイオレンスの危機に直面している人、先住民向けに情報が分けられています。

https://www2.gov.bc.ca/gov/content/health/managing-your-health/mental-health-substance-use/virtual-supports-covid-19 

 不要な外出の自粛、行動は自宅周辺のみ、同居していない他人とは2メートルの距離を持っての交流、大規模な集まりの禁止といった制約された生活を通じて家族や友人とのつながり、そして全く知らない人との何気ない日常会話などがいかに重要かということを数週間の生活で改めて実感しました。インターネットやテクノロジーのおかげで顔を見て、声を聞いて交流ができる環境は実際に対面しての交流とは一味違いますが、心の支えになっています。We are all in this together. 心の免疫力が衰えた時には躊躇せずに相談しましょう。