編集後記 2024年3月

Ku Itoi 

2024 年3 月号からBulletin の編集員をさせていただくことになりました、糸井空有です。日本の文化が好きで、普段は和太鼓や篠笛などを演奏したり、最近は三線や三味線といった弦楽器にも興味を持って練習しています。皆さんに日本芸能や日系のコミュニティなど自分の視点から見えてくるバンクーバーの様子をお届けしたいと思います。Kao さんに色々教わりながらBulletin を盛り上げていくように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。 

「月報マガジン」
自由な社風(笑)

KAO (a.k.a. SleeplessKao) 

「伝統芸能参加の日々」

  日が延びて、春の予兆を感じる日もちらほら。我が「月報」にも朗報が!3月からインターンとして空有(以下Ku)に手伝ってもらうことになりました。

「節分」の日に鬼をやっていた彼をスカウトしたのですが、話を聞くと太鼓や神輿(みこし)などバンクーバーの日系の活動に意欲的に参加していて興味深い。

Kuについては「Meets」のページでインタビューもしているのでぜひ読んでみてくださいね。

  Kuには主にwebのアップデートを頼むことにしました。手伝ってもらって作業も早いしミスもない。期待のホープなのです。編集後記も今月から少し書いてもらおうと思ってます。これからどんな話が飛び出すか楽しみです。

 

 

獅子の中はKuです

さて3月2日に日系センターで行われた「楽一」の20周年ファンドレージングイベントに行ってきました。目の前で「山椒太鼓」の素晴らしいパフォーマンスや「楽一」の笛と太鼓と獅子の迫力の舞いを美味しいお弁当を食べながら楽しみました。獅子がやってきて(縁起がいいとされる)頭をガブリと噛まれるパフォーマンスをしていただきました。ちょっとは頭が良くなるといいなあ(笑) 

  獅子舞のパフォーマンスを終えてKuが挨拶に来たので、「わたしの頭を噛んでくれてありがとう(笑)」とお礼を言う。

  楽しい宴だった。「楽一」さん、20周年おめでとうございます! 

 

 

 

 

清村工房の清村さん

そして3月4日の「三線の日」(語呂合わせでこの日が三線の日となる)に行われた「三線ワークショップ」に私と空有も参加して来ましたよ!とはいえわたしは映像担当要員でKuはといえばステージの方で三線のパフォーマンスをするメンバーになっている。伝統芸能の場でKuを見ないことはないほどどこにでもいます。(笑) 

  カナダの人、日系の人、たくさんの方達が参加し大盛況でした。

  沖縄の多良間島という「ひょっこりひょうたん島」のような可愛らしい島の出身のミュージシャンであり三線の工房を大阪に持つ清村さんを日本から迎えワークショップが行われました。沖縄の言葉で挨拶をされ、「三線の日」の意味、三線のパフォーマンスと三線の組み立てや弦の貼り方のレクチャー、パーツの名前も沖縄の言葉で説明があり、参加したわたしと友人は言葉を覚えるのに必死( 笑)。楽譜は「工工四」(くんくんしー)という原稿用紙に漢字が書いてあるような紙を渡され、初めて見た友人は驚いていました。「工工四」の読み方や三線の持ち方、指使いなどのレクチャーを受け、       参加者みんなで”happy birthday”の曲を弾く。リフレッシュメントには沖縄のデザートのサータアンダギーもあり、気分は沖縄なのです(笑)最後は清村さんとバンクーバー沖縄三線グループ”Southern Wave”の演奏に乗って全員で踊り、笑いの絶えない楽しいワークショップを終えました。

  缶を使った「カンカラ三線」も買ったので友達と気軽に三線を楽しもうと思ってます。

一年に一回、三線ワークショップができることを願っております。皆様もぜひその時はご参加あれ。

[文:Sleepless Kao