編集後記 2020年4月

KAO (a.k.a. Sleepless Kao)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延し、自体はどんどん深刻化し始めました。

 先日、日本にいる姪っ子と話した時は日本では危機感が全くなくてびっくりしました。偉大なコメディアンの志村けんさんがコロナで亡くなって、日本国民の意識もすごく変わったことと思います。

 バンクーバーではself isolationの個人の認識が高い。店も閉まっているのでちょっとお茶でもというわけもいかず、友達の家を訪ねることもできない状態で人々のストレスがそろそろピークになりつつあります。(自分もだけど)

 晴れの日にはお散歩する人も多く、公園では間隔をおいてのんびり日向ぼっこを楽しんでいる人たちも見えました、が、人々が集まりすぎると公園も出入りの規制がかかるみたい?

 店が開いてないので、ガスタウンはゴーストタウンかゾンビ映画のセット中にいる様です(汗)

食料品店に行っても「2メートル以上離れて」を心がけるので、どんどんエスカレートしてご近所の人はすれ違っても口もきかない人が出てきました。デリバリーの方も玄関で手を伸ばして(もしくは大きなものを離れたところに置く)受け取り。

 タクシーもシェアカーも基本使ってはいけません。家の前を走るバスも朝は一人も乗っていません。自主規制(self isolation)が始まる直前まで私たちは普通にイベントに行き、語らい、楽しい時間を過ごしていたのですが、もうそれは遠い昔のように感じられます。(思えばほんの2、3週間前のことなんですよね〜)

 楽しい行事が次々とキャンセルになる中、ちょうど私も個展やアートイベントを予定していたので、皆が集れなくてもライブ配信しようとは思ってはいたものの、毎日のように政府やコミュニティからのアップデートがあり、不本意ながら今回は見合わせることに…。

「ZOOM」で学校のミーティングをしてる時のもの。なんかほんとにSF映画みたい(バックグラウンドの絵を変えて私はハワイに夢馳せてます!)

 教えているアート学校も閉校になり、次に再開するのが6月(仮)…とりあえず私のクラスはコンピューターアートのクラスなので「zoom」というアプリを使ってのオンライン授業に移行することになりました。

何が辛いって、今まで人に会ってたのが普通に会えないってことです。一人暮らしには本当にこたえます。インターネットというものがあって本当に良かった。

「あんな時代もあったね」と言える日が1日でも早く来る様に!

 

Kazuho Yamamoto

新型コロナウイルス (COVID-19)のパンデミックにより国・州・地方自治体政府より自宅待機(stay home)、自己隔離(self-quarantine)、社会・物理的距離の維持(social/physical distancing)が義務付けられて数週間が経ちました。『The Bulletin・げっぽう』読者の皆様、ご家族の皆様の安全を編集部一同お祈りしております。又、読者の皆様、ご家族の皆様の中で医療に従事している方やその他の必要不可欠の仕事に従事している方々に心からお礼と、敬意を示したいと思います。

   皆様ご存知の通り、『The Bulletin・げっぽう』は紙媒体で通常は日系の施設、リテール、図書館等で配布と、会員の皆様には毎月郵便・オンラインでお届けしています。現在、新型コロナウイルス の影響で多くの施設が閉鎖しており、多くの読者の方々は自宅待機をし、感染の拡大阻止に貢献されていると思います。読者・寄稿者・JCCA理事・編集部から今月号が情報を必要としている人口に届かない影響が懸念されました。この日系カナダ人コミュニティーからの声に応えて、そして日系カナダ人のメディア媒体の一つとして新型コロナウイルス の感染拡大阻止に役割を果たす為、この度JCCA理事・編集部は4月号をオンラインでも一般に無料で発行することに致しました。

4月号のオンライン版のアクセスは当ウェブサイトから、又はissu.comから可能です。

jccabulletin-geppo.ca

issuu.com/bulletin.geppo

現在必要不可欠なビジネスとして営業を続けられている場所には通常通り雑誌が配達される予定です。

今回のような前例のない事態でも、使用可能な手段・テクノロジーを駆使して日系コミュニティーの皆様と情報を共有していく責務を編集部一同再確認しました。Stay Home, Stay Put, Stay Connected!