編集後記 2020年3月

KAO (a.k.a. Sleepless Kao)

「運動を始めました」

 「cardio exercise有酸素運動をしてください」とドクターに勧められたので、早速コミュニティーセンターに行ってきました。以前にジムのメンバーになったことがあるのですが、アニュアルでフィーを払ったらそれで満足してしまい、自ら筋トレに通うことはほぼなかった(笑)

あれは勿体無かったな〜。今回は自分の好きなクラスをドロップインで体験。コミュニティセンターは施設もとても綺麗でクラスも充実しているんですね。

ヨガやズンバなどを体験して、自分の落ち着いたのは「Ballet for Adult」でした。

ビギナーのクラスはバーレッスンから始まってストレッチ中心なのですんなり入れました。

とは言え音楽に合わせて”ルルベ、パッセ”と掛け声をかけられ “ジュテをドゥバンから1回ずつアンクロワして〜”なんて早口で言われたらもう意味がわからん(笑汗)

 バーレッスンだけでも結構な汗をかきます。来月からはアドバンスクラスと合体して動きも複雑になってくるそうでついていけるだろうか。

 とにかく何か体を動かしたくてしょうがないのです。先日テニスを友人と初めてやったら結構面白くて、家に帰ってからAmazonでラケットをポチってしまいました。テニスを一緒にやってくれる人募集中です。

バンクーバーの良いところはびっくりするくらい施設が充実していて、無料テニスコートがあちらこちらにあること。日本では考えられないことですね。

トレッキングも充実しているのでお天気の日が増えてきたので、楽しみです。

コロナウイルスにおいて経済や産業、暮らしに深刻な影響をもたらしています。とりあえず自分の心身を鍛えてメディアにも踊らされず、もしもの時に対処できるような体作りをして手洗いうがいにも心がけてください。

Kazuho Yamamoto

 Wet’suwet’n族を筆頭に始まった天然ガスのパイプライン建設に反対するデモ活動*がBC州だけではなく、カナダ各地に広がり、現在も続いています。2月初めに先住民の若者たち、環境活動家、それを支持する一般市民がBC 州議事堂の前で6日間キャンプした際、たまたまビクトリアに滞在していました。私も議事堂に行って短時間ではありましたが、この活動に対する支持を示してきました。

ニュースで取り上げられる映像や写真を見ていて気がつくと思いますが、この一連の活動で気がつくのは先住民の若者達が先導となって活動が進められていることです。ビクトリアの議事堂の階段に集まる若者達は静かに、一体となって声明を発している姿はとても力強く、エネルギーをもらいました。また、デジタル世代ということもあり、ソーシャルメディアが効果的に利用され、活動が広く拡散されました。

 日本では水道水を心配することなく飲料水として飲んだり、料理に使ったりできます。カナダの大部分でもそれは同じですが、先住民の住む地域の中には水に対する勧告が出されていて煮沸の義務や飲食には全く使うことのできない状況下に住んでいる人々がいます。

 産業革命や高度成長期に国家の発展や企業の利益を優先とした結果、環境が破壊され、公害が発生し人々に影響をもたらしたという事実が既にあります。こうした歴史を繰り返したくはありません。現在も続いているWet’swet’en族に対する一連の支持活動でこれから交通以外にも影響が出るかもしれません。そこで不便さ、フラストレーションを感じるかもしれません。そこで感情的に終わるのではなく、冷静になって目や耳に入ってくるメディアを消費し、現在起こっている一連の動きが我々や次世代にどのような影響をもたらすかを考慮して判断・行動をしていく必要があると思います。

*ニュースでは「デモ(demonstration)」「抗議運動(protest)」という言葉が使われますが、活動者側では「保護者(protector)」という言葉が頻用されています。