編集後記 2018年8月

Kazuho Yamamoto

 皆さま、バンクーバーの夏、いかがお過ごしですか?日本に比べたらカラッとしていて何倍も過ごしやすい気候、できる限り外出してビタミンCを摂取したい時期ですね。もちろん、紫外線対策を忘れずに。

 先日、編集部はスタンレーパークのマルキン・ボウルで毎年開催される「Theatre Under the Stars(TUTS)」でシンデレラを観に行ってきました。会場にも自転車でシーウォールを通って向かい、防寒着もしっかり準備の上出席。蚊にさされることもなくミュージカルを満喫しました。作品には日本人キャストのマリナ・ハガさんが出演していますよ〜。シンデレラと交代で公演されている42nd Streetも合わせてお見逃しなく!

TUTSのステージ

 公演を観た後楽しかったねー、とハイテンションのまま駐輪場に行ったら、私の自転車についていたホーン(ベル)が盗まれていて大ショック!同じ駐輪場に止めていた人もライトが盗まれたと言っていました。最後の最後で準備が足りなかったです。かおさん、自転車にUロックを2個つけて、椅子は外して、ベルとライトはダイソーの取り外しができるやつと準備万端でした。夏だけ自転車にのる私と違って、かおさんさすがバンクーバーのバイカーです。パフパフーと音のなるホーン、暴走族っぽくてお気に入りだったので本当に残念。翌日Yokoyayaに行ったのですがもう売っていなかった(泣)アバディーンセンターのダイソーにはあるかな…

 会場に他の屋外イベントで見るようなスタッフが常駐している専用駐輪場があったら

最高ですが、自転車できている人が案外少ないかったので需要がないのかもしれません。

でも、せっかくスタンレーパークに行くのにもったいない!盗難が心配な方は、mobiの自転車シェアで現地まで行くのがお勧めです。残り少ないバンクーバーの夏、   

       『げっぽう』を片手に街へ出て満喫しましょう(^_^)

KAO (a.k.a. SleeplessKao)

「仕事と遊びと」

 夏は遊びと仕事で忙しい。暇な時もあるのだから忙しさよ、もっと分散して来て欲しい。
(この言葉、毎年言っている気がする)なぜ忙しいのかというとサマーキャンプなるものがあるわけで、キャンプと言っても日本のように山や川に行くものではなく(そういう野活動もあるかもしれないけれど)一般的には長い夏休みに子供がずーっと家にいるのもなんなのでアート学校なりクラブなりに行かせるという夏期講習的なやつである。朝から夕方まで小さな子供達にコンピューターアートを教える、と、同時にマナーや常識を教えないとしっちゃかめっちゃかなクラスに! 40人の子供にぐわ〜っと囲まれるので1週間もするとしばらく子供を見たくなくなります(冷汗)いや、ほんと、世のお母様方(お父様方もだと思うけど)脱帽です!

こんなに着飾ってもDEIGHTON CUPでは地味

 そんな中、人ではなく馬を見るDEIGHTON CUPに行って来ました。DEIGHTON CUPは1年に一回、夏にPNE遊園地に隣接している競馬場で行われる競馬杯なのですが、同時に映画グレートギャツビーのようなオールディーズの装いと派手な帽子を競う大会でもあります(優勝者には賞金も出ます)。

 今回わたしは日系のご婦人方に誘われました。彼女たちのファッションへの入れ込みようは熱く、皆さん何を着ていくかリハーサルまでやられたとか。私はというと入れ込む観点が少々ずれていて、馬を見ること、どの馬に賭けるかを前日にリサーチ、そして観覧席からパドック(馬体の状態などをじっくりと確認できるところ)まで馬を吟味しに行くのに歩きやすい靴をと、ピンヒールではなくウィッジソールを履いて、あくまでも競馬に重きを置いたのでした。楽しむために5ドルずつ(2ドルからかけられます)かけただけなので儲けはしなかったのですが1等馬券が3回当たるという快挙。一緒に行ったご婦人方も何人か馬券を購入して当てて楽しんでいました。

 もともとはイギリスやヨーロッパの文化なのでしょうか、日本人は私たち以外にほとんど見かけなかったのですが、これを読んだ方は来年おしゃれして出かけてみてはどうでしょう。

 競馬場は夏の間まだ何回かレースを行っているので、バンクーバーの競馬を見に行かれるのも楽しいかと思われます。Hastings Racecourseで検索してみてください。

 馬で癒されたあとは、また馬車馬のように働くのです(ただいま、げっぽう編集プロダクション中)笑