編集後記 2019年12月

KAO (a.k.a. Sleepless Kao)

美ら海

「Meets」の取材で行った和歌山県色川に続き、ただいま沖縄に来ております。

  人生初の沖縄に多大な期待を寄せて上陸したわけですが、期待以上の経験です。最初に上陸した「石垣島」ではホテルからの眺望や海の色に感動したのですが、石垣からフェリーで40分の「西表島」でマングローブの群生の中を川をカヌーで進み、山を登り、行き着いた先の滝ア〜ンド滝壺で泳ぐという経験に心から感動しました。 

「西表島」でカヌー

 12月だというのに珍しい花が咲き蝶々が舞い、西表猫には出会わなかったもののまさか自分がテレビの中で見た景色の中でカヌーを漕ぐなど思いもしませんでした。

 次の日は「竹富島」という島に行くべく早朝からフェリー乗り場へ。この島は水牛が観光客を乗せて闊歩し、赤瓦にシーサー、石のお塀という景観が迷路のような沖縄のイメージどおりの村でした。そこでも海の色は素晴らしく、エメラルド色と白浜の景色の中(冬のバンクーバーに帰りたくなーい)と心で叫ぶ。

翌日飛行機で宮古島に行くとこれまた素晴らしい「美ら海」。もう貝や珊瑚は拾い飽きたと思っていたけど、白いシェルサンドのビーチに点々としている可愛らしい貝を見るとついつい拾ってしまう。宮古を案内してくれた友人も私につられて拾い始め、いつの間にか誰が一番可愛らしくて面白い形の海からのギフトを探せるかと競争になっていました。

「砂山ビーチ」を駆け下りる

「砂山ビーチ」はここを訪れた内地の人が、この海を見て移住を決意するというほど美しく、私も自分の年齢を忘れ大はしゃぎで砂山を駆け下り海にそのままダイブ!

 沖縄の人は海は泳ぐものではなく浜で酒を飲むもの!(笑)だそうで、泳いでいるのはほぼ観光客。

海の温度は生暖かく、そこが見えるほど透き通っている。行く先々で海の美しさに感動していたけれど、ここが今まででダントツに美しい。水中眼鏡をつけて水面下を覗くとそこには可愛らしい魚がい〜っぱい泳いでいて別世界。

 

神々が宿り、人々を魅了するわけを体験しております。ただ神様は私の仕事をするための気力は抜いていくみたいです(笑)

Kazuho Yamamoto

12月2日に「現代用語の基礎知識」選 2019ユーキャン新語・流行語大賞の発表がありました。年間大賞はラグビーワールドカップ2019日本大会の際に日本代表を率いたジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたテーマ「ONE TEAM」でした。この言葉は同日新経営体制の発足後初の会見を開いた日産自動車の内田誠社長も「ワンチームの風土を醸成し、社員にとって透明性の高い業務運営」とスピーチの中で使っていました。

 トップテンに上がった言葉の中に「タピる」というのがありました。これはタピオカ入りのドリンクを飲む、タピオカ

 を食べるという意味で、主に女子中・高校生の間で使われているそうです。先月2年ぶりに日本に帰国して街中を歩いていると至る所にタピオカ入りドリンクのお店が出現していてびっくりしました。バンクーバーもローカルのお店に加えてGong ChaやXing Fu Tang等台湾からたくさんのお店が出店してきていますよね。北米では「Bubble Tea」と呼ばれているのでバンクーバーの日本人は「バブる」と言うことになりますでしょうかノ(笑)

 その他トップテンに入選した言葉は以下の通りです。どれも私にとっては新語で説明文を読んでなるほどー、という感じでした。ご興味のある方は詳細をググってみてください。

 <その他のトップ10>計画運休・軽減税率・スマイリングシンデレラ・#KuToo・◯◯ペイ・免許返納・闇営業・令和

 まだサンクスギビングでターキーを食べてノという様子はないようですが、今回の帰国で「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」がお店やネットで使われていてびっくりしました。前回来た際にはハロウィンが日本でも盛んにお祝いされるようになって驚きで、毎回浦島太郎の気分です。北米の小売業界の習わしを日本の消費社会にもマーケティング手法として採用していく様子、次回日本に行ったらボクシングデーも始まっているかもしれませんね。