コミュニティー特集 コスモス・セミナー15周年を迎える

2000年7月に日本語による生涯学習の集いとして発足したグループ、コスモス・セミナーが今年で15周年を迎える。

バーナビーの日系センターで開催しているセミナーは、6月で129回を迎える。セミナーのトピックスは毎回異なり、人文科学、自然環境、日本とカナダの文化や生活に役立つ内容と多岐に渡り、ゲストスピーカーの講演後には茶菓タイムで懇談も行われている。

コスモス・セミナー主宰 大河内奈穂子さん

コスモス・セミナー主宰 大河内南穂子さん

コスモス・セミナー主宰の大河内南穂子さんは15年を振り返り「これまでコスモス・セミナーが続いてこられたのは、コスモスのために尽くして下さった多くの方々の存在があるからだと思っております。わたくし一人ではできない事が実現できるのは、有能な役員に恵まれているからです」と語った。

毎回興味深いスピーカーによる講演が行われるセミナーであるが、日本語を話し、なおかつ異なったジャンルで活躍する方を探すのは決して簡単ではない。「日頃から他団体の講演会やイベントに積極的に参加してアンテナを張り巡らせ、人材の発掘に努めています。そして、講師とは打ち合わせを重ね、会場での技術的な面の担当者も交えてコスモス・セミナーに適した内容に作り上げて頂きます」セミナー開催までのプロセスは容易ではないが、それでも続けるのには理由がある。「セミナーの後、会員の方々が勉強になりましたと笑顔で帰って行かれるのを見ると、役員の方々と共に次回も頑張ろうという気持ちになります」

コスモス・セミナーの様子(4月に行われたティーソムリエ、荒巻典子さん) 写真:斎藤光一

コスモス・セミナーの様子(4月に行われたティーソムリエ、荒巻典子さん)
写真:斎藤光一

「これから取り上げたいテーマはまだまだ沢山あり、会員の意見も取り入れて内容をますます充実させていきたいと思っています。そしてさらにコスモスの種を広げ、花畑がいっぱいになるようにと願っています」と今後の抱負を語った。

コスモス・セミナーは定期的なセミナー開催だけではなく、色々な日系コミュニティーイベントにもボランティアグループとしても積極的に参加をしている。

15周年を記念し、古賀義章氏(講談社デジタル・国際ビジネス局担当部長、「クーリエ・ジャポン」創刊編集長)による特別記念講演会を5月13日(水)に予定しており、現在一般参加も受付をしている。(詳細はこみゅにてぃーカレンダーをご覧ください)

コスモス・ロゴ(カラー)

コスモス・セミナー
cosmos-seminar.com