絹更月今鹿の映画とテレビ #4

安藤サクラが主演なんだけどね、この度日本アカデミー賞にて安藤サクラが最優秀主演女優賞を受賞したのよ。その演技はさすがね。私の好きな俳優の奥田瑛二の娘だけあるわ。

遅ればせながらだけど、『百円の恋』っていう映画を観たかしら?

安藤サクラが主演なんだけどね、この度日本アカデミー賞にて安藤サクラが最優秀主演女優賞を受賞したのよ。その演技はさすがね。私の好きな俳優の奥田瑛二の娘だけあるわ。

私は去年、バンクーバーで行われた試写会で観たのよ。一見ハッピーエンドに見えるエンディングにカナディアンのオーディエンスはちょっと腑に落ちなかったみたいで、試写会の後のQ&Aで質疑がでてたわ。

監督の武正晴が言うには、最後の顛末は各々考えてくださいって言ってたわ。

 個々の解釈があってもいい…納得のいく作品ね。

映画を見終わったあとは、一子の変貌に衝撃を受けて、ボクシングでも始めようかと思っちゃったぐらいよ。

 思っただけでたるんだボディはまだそのまんまなんだけどね。

斎藤一子(安藤さん)は32歳にもなって、働きもせず実家に引きこもり、自堕落な生活を送っていた。ひょんなことから妹の二三子と大ゲンカになり、家を出ていくと見栄を切ったものの、あてもお金もない一子は、100円ショップの深夜労働を始めた。ある日、<青木ボクシングジム>でストイックに練習をする一人の中年ボクサー・狩野(新井浩文)が100円ショップに訪れる。

狩野から、「断られなさそうだから」という理由でデートに誘われた一子は、狩野の引退試合で初めてボクシングの試合を見る。強い羨望を抱いた一子は、悔しさと情けなさと怒りを、静かにぶつける様に、どんどんボクシングにのめり込んでいく。「百円程度の女」だった自分を奮い立たせるために。そこに見出したのは、仄かだが、確かな希望だった。

短期間での過酷な肉体改造に挑んだ安藤サクラに大きな注目が集まる本作。ぜひ観てほしいわ。

安藤サクラさんの連ドラ初ヒロインのドラマが始まったそうよ。

ドラマ『ゆとりですがなにか』放送開始は4/17(日)

脚本が宮藤官九郎で、今注目の若手俳優、女優陣が勢ぞろいのおもしろそうなドラマだからチェックしてみては。

おまけ:Youtubeより選りすぐり

松本人志のクレージージャーニーを知り合いにオススメされて見てみたの。

なかなかクレージーだったわ。

世界中の辺境を旅する男が、アヘン密造地帯に決死の潜入!

ノンフィクション作家の高野さんが辺境を旅して驚愕の世界を語るというものなんだけど、その語り口が温和なのに反して、とんでもない体験をしているのよ。

平和な日本やカナダにいたらちょっと考えられない世界よ。

これはYoutubeで検索できるから、ちょっと見て欲しいわ〜。

絹更月今鹿(きさらぎ なうしか)

奈良県出身バンクーバー在住。

ジブリとビールをこよなく愛す。

[文・絹更月今鹿]