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OUT & ABOUT Celiaさん & 増住晃司くん
ガスタウンにジャパンテイストなお店、メイドインジャパン、洋服、アクセサリーとアートなどを取り揃え、石鹸を作る人でインタビューした水谷麻美さんやローカルアーティスト作品を扱うOut & Aboutにおじゃましました。
—こんにちは
こんにちは
日本語で挨拶をして返してくれたのはco-founderのシシリアさんと晃司くん。
—シシリアさんは上海から来たそうですね。いつからバンクーバーに?
バンクーバーには7年前に来て、当時UBCに通っていたんです。卒業してからドイツに住み1年間 Brandenburg Technology Universityで世界遺産のプログラムを勉強しました。
—シシリアさんは日本語も話しますけど、ドイツ語も話せるんですか?
いーえ、ドイツ語はぜんぜん(笑)
ドイツからバンクーバーに戻って、コマーシャルギャラリーで働いてマーケティングなどを勉強しました。そして今年5月に母と母の友人と私の3人でOUT&ABOUTをオープンしたんです。
—お店はとてもモダンで洗練されてますね
私も母も昔から日本のカルチャーやデザイン、スタイルが大好きで、日本に行くことも多いのでそこでミニマリズムな日本のテイストを学びました。
—日本の本がいっぱいありますが?
本はディスプレイ用だったりしてnot for saleの物も多いです、すみません(笑)
本は読むのもすきですが、日本の本はカバーデザインも惹かれます。
—なぜお店の名前にOut & About とつけたんでしょうか?
Out & About の意味はdoing the things you usually do(日常すること)ですが、外に出るという意味が旅行をたくさんする私にぴったりだと思ったんです。他にもwandering aroundな感じの意味もあります。大きなモールで買い物をするのではなく、もっと皆に小さなお店を散策して欲しいという願いを込めてこの名前をつけました。
—Out & Aboutの響きもとてもいいですね。
日本の80年代 のポップソングが流れていて自分が日本にトリップしたような気に一瞬なります。80年代はオンタイムで聴いていたのでモダンな日本のスタイルのお店の中で聞くとちょっと違和感を感じるなと告げるとまだ若いシシリアと晃司くんは「それがかえってスタイリッシュに聞こえます」と笑った。
—なぜ晃司君を雇ったんでしょうか?
雰囲気がいいのと物腰が優しいので、お店に合うなと感じました。
—晃司くんのステータスは今なんですか?
今年の4月にワーホリでバンクーバーに来て12月までいる予定です。
今、22歳で上智大学の経済学部経営学科。主にマーケティングを専攻していて1年休学して来ています。
—来た目的は?
社会人になる前に英語を身に付けたいと思ったんです。人生経験も兼ねて視野をもっと広げたいと思って。もっとローカルの人とも話せるようになりたくて接客することによって英語の勉強になるかなと、あとお店の雰囲気がいいなぁと思ってOut & Aboutにアプライしました。
仕事以外はダンスに明け暮れてます。夜、ロブソンスクエアで カナディアンのダンサーと練習しています。
—ダンスはいつから始めたんですか?
大学に入ってから始めてどんどんのめり込んでいったんです。
毎晩、大学のサークルの仲間とビルのウインドウを鏡にして練習していました。
—どんなダンスなんですか?
LOCKダンスというのを踊っています。鍵のロックという意味で、踊り続けながら突然止まるということを得意とするダンスなんです。
カナダでもロブソンスクエアのダンスバトルで優勝しました。日本の東京の新宿ダンスバトルでも優勝経験があります。振り付けもやっていてその場で踊れる自信があります。
—将来はダンスのプロに?
そこはアマチュアで趣味の方がいいかなと思っています(笑)打ち込めば打ち込むほど辛くなってきてプロの厳しさが嫌という程わかりました。
—では、将来はダンサーではなく…?
Airbnbとかシェアハウスを運営して固定資産を作って好きなことをしたいと考えています。もっと世界を旅できたらいいなと。
将来的には子供を帰国子女にしたいです(笑)
—そこまで考えてるんですか(笑)
自分が英語で苦労しているので、子供の時から2カ国話す環境であったら今の僕のステップを踏まなくてもいいじゃないですか。
—シシリアさん、将来Out & Aboutをどうしていきたいですか?
グッドデザイン、グッドクオリティな商品を世界のあちこちから集めるのと同時にもっと日本の良いプロダクトを世界に広めたいと思っています。
このおみせが日本文化の交流の場になるといいなとも考えています。
まだオープンしたばかりですが、ひっきりなしにお客さんが入ってくる中でのインタビュー、本日はお時間どうもありがとうございました。
皆さんもお近くに来たら是非お店をwandering aroundしてみてください。
[文:Sleepless Kao]