Category Nihongo

パウエルグラウンドの今・これから

昨年末、日本から知人が訪れた際にバンクーバー朝日軍が漫画『朝日軍』となり、話題を呼んでいるという話を聞いた。年明けには映画化が発表され、製作を担当したフジテレビの番組「奇跡体験! アンビリバボー」でも朝日軍は「日本人の誇り・奇跡の日系野球チーム」として紹介され、その存在は今までカナダの日系人の歴史について全く知らなかった人々に心を動かした。
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<追悼>「ハーレムの母」と慕われた日系米人二世 ユリ・コウチヤマ(1)

人との出会いは時に「 一目惚れ」という化学反応を起こして、予想もしない変化を人生にもたらしてくれる。中澤まゆみ著「ユリ」を再読してそう思った。日系米人二世ユリ・コウチヤマの人生は、生涯の伴侶となるビルと、39歳で暗殺されたブラック・モスリム運動のリーダーのマルコムXとの出会いで大きく変化した。
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プロ級情報操作まで必要? 日本の緊密な人間関係によるストレス

インターネットのウェブサイトや購読している週刊誌を介して日本の活字メディアを読み漁っている毎日だが、時たま欧米メディアではまず見られなような奇異な組合わせに出くわす。最近発見した例に、スパイや諜報活動に関しては恐らく日本随一の著名専門家がペンをとる大衆夕刊紙の身の上相談コラムがある。佐藤優(まさる)氏、54歳、はソ連邦時代にモスクワの日本大使館や東京本省に勤めていた元外交官、極秘の諜報活動など当時の体験を詳細に書き綴った著書は幾つもベストセラーとなったが、同氏の諜報活動の仕組みや政府間の取引きの舞台裏に関する深い知識には定評がある。あだ名は<外務省のラスプーチン>。
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9月:JCCA会長からのメッセージ

GVJCCAからパウエル祭協会 (Powell Street Festival Society, PSFS) へ第38回パウエル祭の成功を寿ぎ、厚く御礼申し上げます。パウエル祭は長らく、日系カナダ人コミュニティーにとって、歴史的に重要なパウエル街とその近隣地域に集う素晴らしい機会となっており、その点で、いくつかの難題があったもの、今年も従来と変わりませんでした。
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