編集後記2024年9月

Ku &Kao [沖縄からバンクーバーへ]

Ku

今年も無事パウエル祭が終わりました。山椒太鼓と三宅太鼓のメンバーとして舞台に立ち、コーディネーターとしてもお祭りの運営に関わり、大きな事件もなく無事に終わりほっとした気分です。今年もわずかとなった夏を楽しむために、サンシャインコーストに太鼓制作をしに行ったり、皐月会さんにお邪魔して日本舞踊や盆踊りのお稽古をしたり、夏の最後の締めくくりでもある日系祭りの準備に取り組みました。日系祭りでは獅子舞を踊ったり、三線を弾いたり、盆踊りを踊ったりとお祭りを全力で楽しむ予定です。三線のグループでは今年、沖縄県宮古島の宮古木工芸の与儀昌樹さんをスペシャルゲストとしてお呼びしており、三線のメンテナンスやパフォーマンスなどを企画しています。

8月も終わり、1年の3分の2がすでに過ぎていき、年末に向けてさらに時の進みが加速していくように感じます。夏も終わりなのか雨の日が増え、気温もグッと下がり、明け方は寒さすら感じるようになりました。9月からはバンクーバー独特の秋模様を皆さんで楽しみましょう。

 

 

 

 

 

 

Kao

「沖縄の宮古島から “宮古木工芸” 三代目代表・与儀昌樹さんを招いた話」

「パウエル祭」、「Maple Ridge盆踊り」、「日系まつり」全てのイベントで三線を弾き、全力で日系のお祭りを楽しみました!

「Maple Ridge盆踊り」は初めての参加でしたが、たくさんの日系の人が集い、コミュニティがあるのだとびっくり。「日系まつり」では宮古島からのスペシャルゲスト与儀 昌樹さんをお迎えし、演奏や三線のワークショップ、そして沖縄の盆踊り『漲水ぬクイチャー』で盛り上がった3日間!リハーサルの日にヤグラの上で「漲水ぬクイチャー」を一緒に弾いてもらえるというハッピーな出来事が!

会場には昌樹さんが主催する「宮古木工芸」のブースを構え、三線や関連グッズの販売も行いました。首席領事の岡垣さとみ領事もブースを訪れ、三線についてたくさん質問されていました。昌樹さんは「ちょっと弾いてもらえますか?」のリクエストに快く応え、宮古島の貴重な木材を使った三線の美しい音色を披露し会場にいた人々を楽しませていました。土曜日はSouthern Wave & Mask Yogiでメインステージ演奏のトリを務め、日曜日は沖縄の盆踊り「漲水ぬクイチャー」でたくさんの笑顔とともに、思いっきり踊り切りました!

月曜日は午前と午後で三線のワークショップが行われ、これもまたたくさんの人が参加し大盛況でした。私の友人も初めて三線を触り、終わる頃には一曲弾けるようになっていました。「最高な3日間でした。僕としても『宮古木工芸』としても、ここ数年間の中でかなり充実した時間でした。楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました。」と昌樹さんからメッセージをいただきました。沖縄と三線の貴重な話、昌樹さんと出会えたことほんとに「一期一会」の楽しい時間でした。皆さんも宮古島に行った際には『宮古木工芸』を訪ねてみて下さい。

 

他にも今月は日本から薫子さんが家に遊びに来てくれました。Geppo Magazineにも寄稿している薫子さんは、ダウンタウンイーストサイドに関する歴史と情報が書かれた小冊子をPSFにおいて制作し、DTESのリサーチやワークショップなど、短いカナダ滞在中も活発に活動しております。私(KAO)は家にテレビもなく世界情勢も疎いので、彼女がカナダに来るたびに質問をし、ちょっと頭が良くなった気になっています(笑)。彼女の記事をチェックしてみて下さいね。

最後に本誌の裏表紙にも広告がありますが「VIFFバンクーバー国際映画祭」が今年も9/26から10/6まで開催されます。今年は日本から「Super Happy Forever」五十嵐耕平監督の映画がやってきます。妻に先立たれた男性が、妻と出会ったリゾート地を幼なじみと共に5年ぶりに訪れる ロードムービー。美しい映画だった。とにかく傑作だった。というレビューもあり、私も映画館に観に行こうと思っています。詳しくはVIFFのWEBサイトをチェックしてみて下さいね。https://viff.org/whats-on/viff24-super-happy-forever/