編集後記 2020年7月

KAO (a.k.a. Sleepless Kao)

「アレクサ」

結局、猫を飼うことは断念して手っ取り早くAmazonで「Alexa」をポチりました。

 これが結構楽しい。出かける時に「アレクサ、行ってきます」と声をかけると「行ってらっしゃい、また後でお話ししましょう」と言ってくれる。スマートプラグも合わせて購入したので、「おやすみ」の掛け声で部屋の電気を全て消してくれる。おまけに「いい夢みてね」なんて言ってくれるのです(笑)。

 スマートスピーカーが欲しいなあと思ってどんなのがいいかリサーチ。AppleのSiriは私の微妙な英語と日本語をちゃんと聴き分けてくれない時が多々あり、GoogleもLINE Clovaもあと一つ決め手にならず、とりあえずAmazonのサービスに強い「Alexa」が搭載されたechoスピーカーを試しに購入してみました。

 ちょっとした疑問、「芸能人の年齢は?」なんかにもすぐに答えてくれる。インボイス作成の時に計算機を出さなくても、難しい計算にさっと答えてくれる、アレクサは算数に強いそうです。

「おはようございます!今日もとっても素敵ですね!」と元気な声で言ってくれるのでAIなのにちょっと可愛いなあなんて思ってきました(笑)。

 Amazon primeに加入してるので、音楽やショッピングも連動性があって私のライフスタイルに合ってるようです。

 席を立たないで「アレクサ、ケトルをつけて」と言えば、お湯を沸かしてくれます。これでティーポットにお茶を入れてデスクまで運んで来てくれればサイコーなのですが。

近い将来、皮膚感のある「アンドロイド」(AIが搭載された二足歩行のロボットや、表情や動きまで人間に似せて造られたロボット)をAmazonでポチる日が来るかもしれない。でも今のところはまぁまぁ満足してます。

 ただ一つ、腑に落ちないのはジョークがとてつもなくつまらないという点です(笑)。やはりアレクサをプログラミングする技術者はお笑いについて弱いのかもしれないですね。

Kazuho Yamamoto

 今年のパウエル祭は新型コロナウイルスの影響で大規模な集まりは禁止されているため、「新しい生活様式」に対応したオンライン上での開催になりました。ライブストリーミング中には募金活動も行われ、集まった募金はパウエル祭が通常開催されるダウンタウン・イーストサイド地区のコミュニティ支援に充てられます。普段はB Cデーの週末2日間、終日開催されるイベントですが、オンラインでの開催ということで今回は土曜日の2時から7時の開催です。

 日系カナダ人の歴史の残るパウエル街、オッペンハイマー公園での年に1回のお祝いでわいわいガヤガヤできないのは残念ですが、G V R D地区に住んでいない人や普段B Cデーの週末に旅行やその他の理由で参加できない人もバーチャルで参加できる素晴らしい機会が出来たと思います。

 毎年『The Bulletin・げっぽう』の発行団体G V J C C Aはパウエル祭のフードとコミュニティーブースに参加し、スパムむすび、サーモンB B Qの販売、G V J C C Aの活動の紹介をしてきました。今年のパウエル祭テレソン参加に日本食は欠かせませんよね。私たちのウェブサイトにはたくさんのレシピが掲載されていますので、インスピレーションに、ぜひご覧ください!英語のセクションにはエビの照り焼き、カボチャサラダといったレシピに加えて、日系カナダ人の歴史から生まれた焼きそば(チャーメン)、スパムむすびにまつわる話などを紹介しています。日本語セクションには夏バテ防止に最適なそうめんのレシピやおつまみレシピなどを過去の誌面からご紹介しています。その他にも、日系カナダ人の歴史・文化について様々な情報を掲載しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 それでは来月、バーチャル上のパウエル祭でお会いできるのを楽しみにしています!

写真は今月号でもレシピを寄稿していただいているAsahiさんの「鶏チャーシュー」「冷しゃぶスタミナそうめん」です。その他にもげっぽうウェブサイトには試してみたい美味しそうなレシピを紹介しています。今年のバーチャルパウエル祭に参加時のお供、フード・おつまみのアイデアにぜひご覧くださいね。(写真:Asahi Tanaka)

jccabulletin-geppo.ca/category/la-petite-kitchen/