編集後記 2020年6月

KAO (a.k.a. Sleepless Kao)

「猫が消えた」

 そんなタイトルの*映画もありましたね。(正しいタイトルは*「世界から猫が消えたなら」)

 一人暮らしで寂しい人に有効なのは恋人でもパートナーでもなく、一番いいのは猫や犬などのcuddleできる動物なのだそうだ。パートナーだと自分が思っている反応を得られない場合には余計に寂しさを感じるからだそう(笑)

 コロナ事情で友人を家に招くことも訪ねることもできなく、ストレスを感じている私に友人は「今のKaoには猫を飼うのがベスト」とオススメして来る。

自主規制が発令された3月15日に前後にはまだSPCAのサイトにはたくさんの犬猫が載っていたのに、あれよあれよという間に消えていった。やはり同じように感じている人は多いのだろう。

 暇があればSPCAのサイトを見ているのだけれど今だにVancouver周辺のSPCAには犬猫が上がってこない。それでも先日久しぶりにかわいい子猫がアップされていたので急いで申請書を書き(COVID19の為にアポイントメントオンリーになっている)送信しようとしていたら、目の前でNot Availableと赤い字のwarningが出て、その猫のページが消えて行った。

 
今だに猫を探せていない私に友人はkijijiの猫サイトを送ってくれたのだが、可愛い猫は1000ドル以上で売り出されている。先日タイミングよく100ドルで子猫が3匹アップされたのですぐにコンタクトメッセージを送った。kijijiにアップされて4分しか経っていなかったにも関わらず、”全ての猫は行き先が決まりました。”とのメール返信が来た。人気アイドルのコンサートチケットのように手に入れるのは厳しい。。。

編集長のJohnにチャットでその話をすると 、

The Bulletinに広告を出しなよ 『Japanese editor needs a cat. Now!!』”

”広告はタダで出していい?(笑)”

”もちろん(笑)、KaoにはSpace Cat (The Bulletinのマスコット)じゃなくてリアルキャットが必要だね”

ということでどなたか子猫が産まれたら譲ってください。(笑)

Kazuho Yamamoto

 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、オフィスでの仕事が中心の企業や団体は在宅ワーク(W F H:Work From Home)が求められ、多くの人々が自宅から勤務をしています。万歩計のアプリを見るとCOVID-19前は1日10,000歩前後歩いていたのに対して、在宅ワークでは400歩しか歩いていないという状況に陥りました。これではまずいということで、デスクワーク後に散歩をするのが日課になりました。自宅と職場の往復で、今まで近所を探索する機会がありませんでした。意識的に散歩をするようになって今まで行ったことのない公園やハイキングコースを探検したり、歩いている間は道端の木々や花々の観察をしたりして楽しんでいます。ニュース

 やソーシャルメディアから離れて自然に触れる時間は現在のような不安な情勢ではとても大切ですね。(そして、歩くことによって体型の管理もノ) 

 B C州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は「Be kind, Be calm, Stay safe」というメッセージをCOVID-19の発生当初から州民に対して伝えていました。また、今回のウイルスは高齢者やその他の病気で免疫力が低い人々に対してのリスクが高いということで、フェイスブックのグループを活用し、食品の配達から物品のドネーションまで、さまざまなサポート活動が草の根レベルで行われています。

 先日、散歩中にある家の前に「Citizen Powered Food Bank」と書かれた手作りのフードバンクの箱が設置されたことに気がつきました。今回の自宅待機でできた時間で、家族で作った箱でしょうか。手作り感溢れる箱には缶詰やドライフードが色々と入っていました。私もロックダウンを心配して買いだめしたスープ缶をいくつか置いてきました。

 BC州は第2段階に入り、これを書いている現在では感染ケースの増加もなく、安全に再開活動が進んでいます。新しい生活様式への移行、物理的距離の保持やPPE(Personal Protective Equipment・個人用防護具)の着用だけではなく、他者に親切でいることもこのまま続けていくことが今後安全に再開していくことには重要だと思います。