編集後記 2018年4月

Kazuho Yamamoto

 日が長くなり、道端には水仙の花や桜が目立ってきた今日この頃です。バンクーバーにもいよいよ春の到来!快晴・青空の広がったイースターの週末、外に出かけて満喫できたらよかったのですが、タックスリターンの書類準備で家に閉じこもってレシートと格闘しました…無事に申請を終え外出したものの、7時すぎだったので寒さの方が勝っていて買い物を済ませて即帰宅。もったいないことしました(泣)

 さて、3月はカナダのグラミー賞に値する音楽アワード「JUNO」がバンクーバーで開催されました。前回バンクーバーにJUNOが来たのは2009年だそうです。バンクーバーコンベンション・センターでのガラ、ロジャース・アリーナでのアワード・セレモニーの他にバンクーバー美術館オープンスペースでのイベントやその他にもJUNO Festと称してたくさんのコンサートが開催されました。

 仕事後にJUNOの一環で開催されたジャズコンサートに興味があり会場まで行ってみたのですが、残念ながらチケットが完売で中には入れず。ですが、そこに偶然他の仕事で知り合ったCBCラジオのレコーディングチームがHot Air(毎週土曜日午後5時5分放送)のレコーディングをしていました。テクニカルディレクターのT氏は日系カナダ人。偶然居合わせた私にとても親切に、何とライブレコーディングをしているトラックの中を見せてくれました!中はまさにレコーディングスタジオにいるような気分で、音響さんがミキサーの前でモニターに映っているパフォーマンスの様子を見ながら作業していました。その後ろにはスタッフの人がラジオ放送で必要になるであろう情報を慎重にメモっていました。中を見学した後にはトラックの外からコンサート会場になっている

 レストランの中まで繋がっているケーブルの数々を見学。ライブレコーディングって、大変!この日は同時放送ではなく、レコーディングしたものを後日放送でしたが、この次の日のJUNO Singer Songwriters Circleは生放送!数週間前からライブストリーミングのための高速インターネット設置やストリートパーキングの予約など12時から2時間の放送にはたくさんの準備、そして人々が関わって実現している事を実感させられました。

 T氏の話によると、CBCバンクーバーにはラジオレコーディングトラックはもうないそうで、今回このトラックはトロントからはるばるやってきたとの事。今回、幸運にもJUNOのホスト市に選ばれた年にバンクーバーに居合わせ貴重な体験と勉強をさせてもらいました。

KAO (a.k.a. SleeplessKao)

 春休み特別授業で6歳から12歳のこどもたちにコンピューターを教える仕事がやっと終わった。子供は好きなのでこの仕事をしているのですが、毎回スプリングブレイクの授業を終えるとしばらくは子供に会いたくないと思う。スーパーハイパーエナジーが20人かたまりでどど〜んとやってくる。そして必ずクラスに絶対1人2人は授業を妨害する輩がいるのです、そうするともうお手上げで、立ち上がれないぐらいエネルギーを吸い取られるのです。毎回、もうこの仕事は体力が続かないからやめようと思いながらまた授業を請け負うのは結局こどもが好きなんですかね〜。そんなこんなであ〜っと言う間に春休みは終わり、気がつくと街のあちらこちらで桜が咲いているではないですか!

 擦り切れた体にエネルギーをリチャージしに日本に行ってきます。桜を愛でて風流に詩歌でも詠んでアート脳を活性化させて来ようと思います。そういえば英語のページ担当の編集長も日本に行っていたっけ。旅行中に何か発見があったらいいなあ。

 で、明日旅立つので携帯電話iPhoneにApple Pay(アップルペイはiPhoneで決済できるサービス)を設定しています。前回日本に帰った時にカナダのようにクレジットカードを使ってワンタップで決済できるところが少ないんだなと感じていたのと、電車に乗る際に改札でSuicaカード(電子マネー)を入れた財布をタップしても2回に一回は認識されず改札が開かなくて恥ずかしかったので、それらを解消したいなあと思っていたからです。

 iPhoneのWalletと言うアプリにSuica、クレジットカード、JALの搭乗券も登録したので日本での旅は携帯とパスポートさえ持っていればなんとかなりそう。Suicaの使えるコンビニやスーパーやショッピンセンターも最近は劇的に増えているから、電車だけでなく買い物にも便利そうです。これでいちいちバッグの奥に沈み込んだお財布を探してカードや小銭を出す手間が省ける(どれだけ不精なんだ。笑)

 Suicaを登録したApple Watchを使ってピッとスマートに新幹線に乗っている動画もYoutubeにありました。腕時計で電車に乗るなんて私の子供のころに読んだSFの物語の世界ですね。

 まぁどこぞの国、スウェーデンやオーストラリアでは体にマイクロチップを埋め込んで手をかざしただけで決済をするそうなので、今頃Apple Payを設定して喜んでる私は可愛いものです。

 日本でどれだけ便利だったか後日ご報告したいと思います。