CrossCurrents

by Masaki Watanabe

コミュニティ団体を利用する人と、団体自体の存在 そのどっちが大事?

今回は特に注意せねば、ちょっと哲学的な難題に取り組んでみたいからだ。即ち、私達日系カナダ人や在住邦人向けの、たいてい職員とボランティアによる諸コミュニティ団体を利用している人達と、社会的な役割をはたしているそうした団体自体の存在だが、究極的にどっちの方が大事なのだろう?

世代を超える<おかげさま>とフェアプレイの精神 朝日軍最後の一人が語る

初対面のケイ上西氏、会って数分でその迫力に圧倒されしまった。長年の記者生活で大分スレてしまった当方だが、齢93歳の同氏はまるで悟りをひらいた禅僧のごとく、自己に対しても周囲に対してもいつも自然体、平常心で接している様だ。唯一の情熱の対象をひたすら追い続けて人生を生き抜いてきた人物の重みとでも言うか。